茄子作集会所改修工事

町内の集会所の改修工事現場を見学に行きました。
茄子作集会所

 

 

 

この集会所はなんと60年ほど前の建物だそうです。
元々は1939(昭和14)年戦争の拡大に伴い弾薬の製造拡大のために作られた、宇治火薬製造所香里工場という2kmほど離れた場所に建っていた建物です。
物の無い時代で移築が多かったんでしょうね。

むにょむにょむにょ・・・

 

 

 

この建物の裏は竹林の斜面になっています。
斜面の方向に地盤からずりずりと落ちていっています。
もちろん集会所も一緒にずりずりと落ちていきます…
エアコンの室外機が斜めっぷりを物語ります。
基礎と柱で15cmほどジャッキであげての補修です。
ずりずりと地盤が崩れて行くうちに建物の基礎に亀裂が入っています。
地盤や基礎が不安定ですと、いくら建物が丈夫でも不具合が出てきますね。
今回は、既存の基礎の上にコンクリートを上塗りして傾きを直します。
どうあがいても地盤がずれていくので完璧に直すには相当な費用と時間が掛かります。

杉土台

 

 

 

あっ!発見(@_@)
土台に杉を使っています。
私達の地域では、柱や土台には桧を使うのが主流です。

こんなに上げます

 

 

 

 

柱が杉の土台にかなりめり込んでいます…腐ってもいますね…(-_-;)
杉は腐り易いだとかいうのは防腐剤や土台・基礎の湿度調整で何とかなりますが、
やはり土台に使うときにはこの柔らかさが問題ですね。
杉でも赤味を使うと有利にはなりますが、上物の大きさを考えて採用したい物です。
特にこんな大きな建物を支えているのですから相当な重量が掛かります。
材料も建築場所も戦中戦後の混乱時代には
なかなか適材適所を勧める事はできなかったんでしょうね。

桧の土台

 

 

 

 

 

今回は、既存の杉土台を桧赤味の土台に交換します。
防腐剤を塗りまくっての入れ替えですが、
基礎や地盤改良をしない事にはまた何年か後には同じ様に腐るでしょう。
何事にも言える事なのでしょうが基本が一番大切ですね。
基本を知らずして常識を破ることは出来ません。

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