サーモウッドの紹介です。
サーモウッド高熱乾燥は、通常の木材乾燥より100℃以上高い180℃~230℃で乾燥させます。 (素材はフィンランド産レッドパイン、バーチです)
木材に化学的な変化を起こさせ、耐久性・耐腐性を向上させます。(材の芯まで同じ効果)
高熱乾燥中に「熱」と「水」は使用しますが、薬剤は一切使用していません。
サーモウッド高熱乾燥技術は、成長が早くどこにでも生息する一般的な樹種に使用でき、熱帯雨林伐採の軽減を促進します。
その為、耐久性や断熱性が向上したり、短時間で乾燥、形状変化が半減したりだとか優位な面がたくさん見られます。
いくつかある優位点より形状変化について少し覗いてみましょう。
上の画像は両方ともレッドパインの羽目板です。
左側白い方がKD(乾燥)材、右の茶色がサーモウッド・パイン材です。
通常木材の板は、乾燥材でも板目方向に少しUの字に反ってしまいます。
この現象はよく“カップになる”と言われています。
2つの羽目板の断面を見てみると違いがすぐにわかります。
こちらはパイン羽目板(KD材)です。
羽目板の下場(テーブルとの接地部)を見てみると、テーブルに真っ直ぐくっついていない部分がありますね。少々反っているようですね。
こちらがサーモウッドパインの断面図です。
同じように羽目板の下場を見てみると、綺麗にテーブルとくっついています。
カップにはなっていないようです。
両方とも約1年経過した商品です。
サーモウッドは非常に安定していますね。
サーモウッドは非常に安定している材ですのでルーバー材などの意匠的な部分にも使用していただければと思います。