針葉樹 ロッジポールパイン ブラックパイン スクラブパイン(マツ科)

ロッジポールパインは北米産のマツ属のマツです。西海岸から大量に輸入されているベイマツはマツ属ではありません。
日本に少量しか輸人されていないマツ属のうちで、ロッジポールパインが最近目立つようになりました。

木材貿易が始まってから何十年も経って急に増えるのは珍しいことです。
ノッティパイン、スプルースパイン、ジャックパインなどの別名があります。
分布はアラスカから南に太平洋岸沿いと、ロッキー山系の内陸部まで広い地域に広がっています。

生育地ではかつてインディアンが小屋(円錐形をしており、ロッジポールの名前の由来とみられる)用の丸太や橇(そり)に使ったといわれています。
心材は淡黄色から淡黄褐色で、辺材はやや黄色味を帯びる白色ですが、色の差はあまりはっきりしません。

平均気乾比重は0.47で、マツとしてはやや軽軟で加工しやすく、強度はやや低いといえます。
用途は製材、パルプ材、杭木、枕木などですが、建築用としては、土台、垂木、梁が主でしたが、最近では壁や床材、造作材としても使われています。

マツ属に対して共通して言えることですが、壁、床に使う場合はヤニ処理が必要です。

パイン マツ科マツ属について

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