木材コンシェルジュ

木材コンシェルジュ 前田 英樹より

材木を扱う人間としての約束

「お施主様の幸せな生活について考えたことがありますか?」

「それには何が必要ですか?」

「本当に木材は必要ですか?」

「どうして木材が必要なんですか?」

「きちんとお施主様に納得してお使いいただいていますか?」

私が木材の業界でお仕事に関わってから35年が経ちます。

私が取り扱ってきた『木材』は衣食住で言うと住の部分にとても密接に関係します。
人間が生活していくうえで必ず必要な要素です。

お施主様が一生に何度も無い家作りに大金を掛けているのにも関わらず
ハウスメーカーや建築業者、木材納品業者の大多数はお施主様の立場に立った家作りをしていないような気がします。

「なんでも売れれば、取り扱えば良い」という風潮であるように思います。

もちろん床材などは合板フロアーを扱った方がメーカーカタログがあるので素人でも売りやすいのは確実です。クレームが出ればメーカーの責任にすればいい。

でもそれでいいのかな?

本当に自分が住みたいと思う家は どのような家なのか?

木材業界に携わっている人は皆、 無垢材などの自然素材に囲まれた生活がどれほど気持ちの良いものなのか知っています。

でも、そんなに奇麗事だけでは自分たちが生活して行けないという木材販売業者さんがほとんどでしょう。

しかし、自分の生活の為にお施主様に快適な空間や素材を提案しない と言うのはもっとおかしな事だと思います。

これからは真実の時代だと言われています。
一方でBSE問題や薬害問題など国が国民を騙す時代です。

住宅業界においてもビルの構造計算書の偽造や住宅の耐震強度問題などが表ざたになるなど様々な問題が出てきています。
これは木材業界においても同じ事がいえると思います。

何年か後には必ず問題が出てきます。 ほとんどの木材業者は気が付いている筈です。

私は自分の目で見て納得した商品のみをお施主様に提案し、日々勉強する材木屋でありたいと思っています。

奇麗事がどこまで世の中に通用するのか挑戦してみます。


木材コンシェルジュ 前田 英樹のプロフィール

1973年 大阪に生まれ、大阪で育つ。

過去に20000件以上、無垢フローリングをコーディネイトしてきた木材コンシェルジュ。

材木商を経営する父の元、幼少期から材木置き場で材木と触れ合いながら育つ

「実家が材木屋だから材木屋になるのではなく、 自分が本当に好きな材木をお施主様に向けて提案できる材木屋をやる」と 大学生の頃人生を決める。

嫌いな木がないことは当然のことながら、 特に好きな木があるわけでもない。 木も生き物だから、それぞれに良いところがあって それぞれに違いがある。 それは同じ樹種で、同じ産地であっても言えること。
木を取り扱い、管理する人間として、 特定の木を「好き」とは言えない。

大学を卒業後、 埼玉県の吉野材専門問屋において三年間お世話になる。 その後、大阪に戻り父が経営する 木材小売会社で10年間木材の商いについて教えを乞う。

2008年2月より株式会社五感を設立。
2008年4月末より東京都江東区新木場にて無垢フローリング専門店"木魂"を開店。

好きな言葉は、「頭は低く、目は高く」

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